家が築年数が経過すると、屋根が古くなって屋根の汚れや色落ちが目立ってきます。
カラーベストなどのスレート張りの屋根であれば、
築10年を超える頃から…カビ・苔の発生、ひび割れ、塗装の劣化、塗装の剥離などにより
屋根の修理やリフォームが必要になってきます。
屋根の修理やリフォームの方法としては・・・
屋根の塗装・屋根の葺き替え・屋根カバー工法などがあります。
①屋根の塗装
屋根を塗り直すことで、新築時のようなキレイな屋根になります。
工期は下塗り、中塗り、仕上げ塗りの3回塗る必要がありますが、
1週間前後と短い期間で行うことができます。使用する塗料によっては価格を安く抑えられます。
デメリットとしては、屋根下地が腐食していた場合は、補修は不可能です。
また、タスペーサーを利用しないで施工した場合、雨漏りなどのトラブルが発生します。
カバー工法等と比較すると定期的なメンテナンスが必要な方法なため、長期的な観点から見ると費用が余計にかかってしまう場合もあります。
費用は?:30万円~120万円
②屋根の葺き替え
雨漏りや下地の腐食が進んでしまった場合、屋根の塗装やカバー工法が出来ない場合に採用する方法です。
既存の屋根材を撤去し、下地材の補修または取り替えを行い、新しい屋根材を設置します。
腐食した瓦だけでなく、下葺材の防水材もも交換出来るので、屋根全体を新しくリフォームできます。
また、板金などの軽い屋根材を選ぶことで、家にとって耐震にもなります。
デメリットとしては、工期が長くなるのと屋根材を全て取り替えるので、施工費が高くなります。
さらに既存の屋根材を処分しなければならないので、その費用も掛かります。
アスベストを含む屋根材の場合はさらに別途処理費用かかかってしまいます。
費用は?:80万円~160万円
③屋根カバー工法
屋根材をめくらずに、その上にルーフィングや板金工事を行う施工方法です。
葺き替え工事に比べ施工期間が短く、費用が安く工事できます。。
また、既存の屋根を撤去しないので廃材が出ず、アスベストの流出を抑える工法で環境に良いです。
さらに屋根が二重になるので、断熱性、遮音性も高まります。
デメリットとしては、屋根が二重になるため、屋根が重くなってしまいます。その分耐震的に不利になりますが、
カバー工法用の屋根は軽いのでそれほど大きな負担にはならないでしょう。
費用は?:60万円~120万円
屋根の修理やリフォームの方法として以上です。各施工方法のメリットデメリットを考慮し
最適な施工方法を選択して、屋根のリフォーム工事で失敗しないで下さい。