紀の川市の屋根瓦「ラバーロック工法」と「のし瓦の補修」をご紹介

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紀の川市の屋根瓦「ラバーロック工法」と「のし瓦の補修」をご紹介

みなさまこんにちは！毎日暑い日が続きますね！
今回ご紹介する現場ブログは紀の川市で行った屋根補修工事の様子です。
紀の川市在住Y様邸で行った屋根補修工事は「ラバーロック工法」と呼ばれる施工になります！
「ラバーロック工法」とネットで調べると、悪徳業者？と書かれていたりしますが、
実際はきちんとした施工で知識のある職人が行うと、しっかり瓦を固定し、雨漏りを防ぐことが可能です。
ラバーロック工法にはメリット・デメリットもございますので、そちらの方も説明させていただきます。

他にも紀の川市在住F様邸では「裏鬼部分の漆喰を詰め工事」「のし瓦の補修工事」行いましたので
これらの工事についてもご紹介していきます。

紀の川市在住F様邸は築100年以上の建物で、屋根全体の老朽化が進んでいましたが、今まで雨漏りはしていませんでした。
ですが最近になって一部雨漏りが発生したので、雨漏りをしている箇所のみラバーロック工法を行うことにしました。
ラバーロック工法はコーキングと呼ばれる充填剤で瓦と瓦を接合させて固定する工法です。
瓦と瓦を接合させることで、瓦がズレるのを防ぐことができます！

それでは、紀の川市在住F様邸のラバーロック工法の工程をご紹介します。

※コーキングについてはこちらで詳しくご紹介します。　
➤屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

紀の川市在住F様邸　ラバーロック工法の様子

紀の川市在住F様邸は平屋で安全に梯子をかけることができるスペースがありましたので、梯子で屋根に上り作業を行いました。
屋根工事の場合は足場を設置させていただくことがあります。
足場が必要かどうかは、事前の現地調査で確認ができますので、必要になる場合はお伝えします。

足場とはどういうものなのか？こちらでご説明します☆
✱一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

梯子で屋根に上り、まずはズレた瓦をもとの位置に直していきます。
ゴムのハンマーで割れないよう叩いて直していきます。

※工事範囲外で、瓦がズレている部分もございましたので、瓦のズレがひどい場合ハンマーで修正のみさせていただきました。

瓦の修正が終わると、続いては赤丸で示した部分に瓦専用のコーキングを充填していきます。
このコーキングを充填する場所で、ラバーロック工法を行った職人がプロなのか悪徳業者なのか気づくことができます。
ラバーロック工法は原則※「瓦の浅山部分の上下(赤丸部分)」にコーキングを充填します。
それは、瓦の下に湿気や雨水が侵入した時に、瓦の隙間から排出させるために隙間が必要となるからです。

悪徳業者の場合、瓦の横や上下全体に充填する場合があり、雨漏りを誘う場合があります。
瓦に湿気や雨水が抜ける隙間が無くなり、屋根内に湿気が溜まり、屋根下地が腐食したり雨漏りの原因になる場合があります。
屋根下地が腐食したり、雨漏りが発生すると高額な修理を行うことがありますので注意しましょう！

※片方の横側にもコーキングを充填する業者もあります

ラバーロック工法の完成写真です。
ラバーロック工法のメリットとデメリットをご紹介します。

✱メリット✱
〇地震や強風が起きても瓦が落下しにくくなります

〇安い価格で行うことができます

✱デメリット✱
〇換気が少し悪くなります
　(換気できるよう隙間は空いてますが、少し悪くなります)

〇充填したコーキングが見えるので見た目が悪くなります。

〇瓦を葺き替える場合コーキングの撤去に手間がかかり、
　瓦の再利用ができない

〇瓦がまとまって落下する可能性もある

これらのメリット・デメリットをご理解の上ラバーロック工法を行ってください！

紀の川市在住F様邸　裏鬼の漆喰詰め直しの様子

紀の川市在住F様邸では裏鬼部分に漆喰が詰められていたのですが、劣化し無くなっていました。
裏鬼とは、鬼瓦と呼ばれる装飾瓦が付いていない方の部分を指します。
(屋根のてっぺん部分の場合両方に鬼瓦が付いています)
その裏鬼部分に新しく漆喰を詰めていきます。
漆喰とは、屋根瓦の屋根に使用される建材のことで、瓦を固定したり、葺き土に直接雨水を侵入させないために使われています

漆喰を詰める前に、古い漆喰を綺麗に取り除いてから新しい漆喰を詰めます。
漆喰自体は土に比べると防水力は高いですが、
100％の防水効果はありませんので、裏鬼部分の漆喰は厚めに塗っておきます。

つづいてはのし瓦の補修工事についてご紹介します。

紀の川市在住F様邸　のし瓦の補修工事の様子

紀の川市在住F様邸の玄関上部ののし瓦が外れてできた隙間から、
雨水が侵入していくと雨漏りの原因となりますので修理することになりました。

のし瓦とは、短冊のような形をした瓦です。
屋根と屋根の取合い部分には雨水が侵入しないよう棟瓦というものがあり、
その棟瓦はのし瓦と冠瓦(かんむり瓦)で形成されています。

のし瓦の役割は、棟瓦に降った雨水を屋根の内側へ浸透させないように必要となります。
のし瓦は継ぎ目をずらして積むので雨水が浸透しにくい構造になっています。

のし瓦が外れた部分になんばんを詰めていきます。
見た目は漆喰に似ていますが、なんばんは漆喰にも含まれる消石灰と、山砂利(白砂)などが含まれており、
漆喰と葺き土の両方に使用することができます。

そんな優秀ななんばんを隙間に詰めた後、既存の瓦をはめて瓦の周りの隙間ももなんばんで詰めました。
紀の川市在住F様邸の屋根補修工事は全て完成しました。
工事完成後は、お客様に作業内容を写真付きでご報告させていただいているのですが、
それについてF様は「工事報告をいただき、安心しました。」とおっしゃってくれました。

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