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岩出市でケラバ部分(袖部分)の瓦がズレて落下したとのご相談です！

みなさまこんにちは！街の屋根やさん和歌山店です。

屋根瓦がズレてて一部落下したとご岩出市在住I様より、相談頂きました。
土葺きの屋根瓦の場合、瓦を固定している葺き土(ふきど)が経年劣化で乾燥してきます。
乾燥した葺き土は砂状となり、瓦の固定力が低下し、ズレて落下してしまうことがあります。

ズレた瓦をそのままにしておくと屋根内部に雨水が侵入し雨漏りを引き起こす事もありますので、
瓦のズレや落下に気づいた方はなるべく早く修理する事を心がけましょう！

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岩出市在住I様邸　屋根瓦の調査を行いました

岩出市在住I様邸の下屋部分の瓦がズレて落下しているとのことです。

屋根調査を行うときは梯子を使って調査する事もあるのですが、
今回は2階のお部屋から下屋を見る事ができるとのことでしたので、
下からとお部屋から覗いて調査を行いました。

下から屋根を見てみると、ケラバ部分の瓦がズレていました。
※ケラバ部分の瓦のことを袖瓦(そでがわら)と言います。

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軒天部分も調査しました

軒天とは、建物の外壁よりも外側に伸びた屋根の裏面の事を言います。

軒天には延焼防止や外壁の劣化の防止等の役割があります。
軒天の上にも瓦が葺かれていますので、瓦がずれている部分は一体どのようになっているのでしょうか？

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岩出市在住I様邸の軒天は、木材で施工されていました。
軒天は木材以外でもケイカル板と呼ばれるボード等で施工されることもあります。

軒天の上に葺かれた瓦がズレて葺き土が無くなっているので、光が入るようになっていました。
また軒天の表面を見てみると、葺き土が流れた跡も見受けられました。

続いて2階のお部屋から下屋を調査するために、移動しようとすると、地面に瓦が落下していました。

落下していた瓦は丸瓦(まるがわら)でした。

丸瓦はケラバ部分に葺かれた袖瓦(そでがわら)と
屋根の平面に葺かれた桟瓦(さんがわら)の継ぎ目を覆うように葺かれています。

丸瓦は袖瓦と桟瓦の継ぎ目1列だけ葺かれている場合と、2列葺かれている場合があります。

I様邸で落下していた丸瓦は割れていませんでしたので、再利用します。

2階のお部屋から下屋を調査しました

2階のお部屋から下屋を覗くと、屋根全体を見る事ができました。

I様邸の下屋は、ケラバ部分の袖瓦と隣に葺かれた丸瓦が、
大きくズレており、飛散している部分もありました。

その他の瓦も経年劣化で少しですが、ズレていることが確認できました。

他にも鬼瓦と呼ばれる装飾瓦の先にある、巴瓦(ともえかわら)も飛散し無くなっていました。

I様にお伝えすると「そんな場所にも瓦があるんですね。気づかなかったので点検してもらって良かったです。」とおっしゃってくれました。

屋根面に降った雨水を集めるための軒樋(のきとい)の調査もできました。

軒樋には土がびっしりと溜まっており、雨水が流れてきても排水できない状態となっていました。

軒樋に土が溜まると、勾配の不具合や破損の原因となりますので軒樋清掃工事が必要となります。

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屋根の調査を行った後、I様に屋根の現状をお伝えしました。

下屋全体の瓦がズレていましたので、既存の瓦を全て撤去し
新しい葺き土を詰めて瓦を葺き直す工事が一番安心です。

しかし、屋根の下にあるお部屋が雨漏りしてるわけでも無く、ご予算の関係もありますので、
今回はズレた袖瓦と丸瓦の復旧のみお願いしますとのことでした。

後日、無料で見積りをお渡しさせていただきました。

次回の現場ブログ➡岩出市でズレた瓦を撤去し、垂木・野地板・広小舞・破風板を修理

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岩出市で本宅と増築部の間から雨漏りが発生し、雨漏り修理を行ったT様の声

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