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施工事例
紀の川市で屋根の腰上げ部分から雨漏り？水切り設置で雨仕舞します

工事のきっかけ

紀の川市在住I様より縁側と押入れの天井から雨漏りが発生しているとご相談頂きました。
約3年前の台風被害で瓦が飛散し、専門業者ではない業者に瓦の修理を依頼した後、
雨漏りが発生するようになったそうです。

紀の川市雨漏り修理,屋根材(瓦),平屋

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 雨漏り修理,屋根材(瓦),平屋

施工期間: 2日

使用材料: ガルバリウム鋼板、コーキング、ビス等

築年数: 築約55年

保証年数: 2年

工事費用: 約23万(税込み)

建坪: 約60坪

みなさまこんにちは、街の屋根やさん和歌山店です。

今まで雨漏りしていなかったのに、
屋根修理を行ってから雨漏りし出した経験はありませんか？

屋根修理や雨漏り修理を行うのに、専門ではない業者が行うと
間違った施工で修理を行ってしまうことがあります。
今回ご紹介する紀の川市在住I様邸では屋根修理を行ってから
雨漏りが発生したとのことですので、一度現場調査へお伺いし、
雨漏り修理を行いましたので、その様子をご紹介していきたいと思います。

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紀の川市在住I様邸　雨漏り被害についての様子

紀の川市在住I様邸の住宅情報

☆築約55年

★平屋の瓦屋根

☆雨漏り箇所は縁側と押入れの天井

★強い雨が降ると雨漏りするそうです

雨漏りが発生している箇所を調査すると、縁側の天井には雨水が流れた跡ができていました。

横殴りの雨が大量に降った日は特に雨漏りしているそうで、雨水がポタポタと流れてくるそうです。

他にも押入れの天井からも雨水が侵入していました。
押入れなど普段見ることが少ない場所で雨漏りが発生していると発見が遅れてしまい、大きな被害になっている場合もあります。
なので定期的に押入れ等の天井も確認するよう心がけましょう！

縁側にある掃き出し窓の上部には軒天があります。
軒天とは建物よりも伸びた屋根の裏側のことを言います。

軒天にも雨染みが発生していました。
軒天に雨染みが発生しているということは屋根から雨水が侵入し、軒天へ流れ込んでいる可能性が考えられます。

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屋根に上り調査するとI様邸の平屋の屋根には腰上げ部分があり、屋根面が2段になっていました。
立ち上がり部分には「青海瓦(せいかいかわら)」と呼ばれる瓦が埋められていました。
青海瓦は側面の柄が見えるよう葺き土と漆喰で固定・防水されています。

しかしI様邸では、経年劣化で漆喰が剥がれて防水効果が低下し、
さらに粘土状だった葺き土も乾燥し、砂状になり瓦の固定力が弱まり、
青海瓦がズレて雨水が屋根内部に侵入しやすくなっていました。

横殴りの雨の日に雨漏りするとのことですので、もしかしたら
腰上げ部分から雨水が侵入しているかもしれません。

I様邸では一部青海瓦の表面にコーキングが充填されていました。
以前雨漏りしていた箇所でしたので、防水の為にコーキングを充填したのではないかと考えられます。

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他にも雨漏りの原因となっていそうな箇所がありました。
それは、桟瓦‐さんがわら‐と呼ばれる四角い瓦です。

桟瓦の周囲全てにコーキングが充填されているのですが、赤丸で示した部分から雨水が侵入してしまうと、雨水や湿気が外部へ排出する事が出来なくなります。

瓦内部に雨水や湿気が滞ってしまうと、雨漏りの原因となってしまいます！

瓦を正しく固定する為にラバーロック工法を行うことがありますが、専門外の業者が行うと間違った施工で行うことがありますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください★

≪正しいラバーロック工法とは？≫
✱地震と強風に強くなる!?瓦屋根のラバーロック工法のメリットとデメリット

雨漏り調査の結果、屋根に腰上げ部分から雨水が侵入しないようガルバリウム鋼板の水切りを設置するご提案と、雨漏りしている部分の桟瓦のコーキングを撤去する工事をご提案しました。

後日工事の依頼を受けましたので、工事を行っていきます。

紀の川市在住I様邸の雨漏り工事の様子をご紹介します

腰上げ部分にガルバリウム鋼板の水切りを設置します

腰上げ部分から雨水がしないよう、水切りを設置し雨仕舞を行います。
今回使用する水切りは「ガルバリウム鋼板」を板金職人が加工したものになります。

瓦内部に雨水が侵入しないよう板金の両端(長い部分)を少し折り曲げた形状となっています。

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✱屋根材や外壁材の素材であるガルバリウム鋼板とは?特徴とメリットを徹底解説

ガルバリウム鋼板の水切りは、桟瓦に挟む感じで差し込んでいきます。
差し込む時に、瓦に充填されたコーキングや乾燥した葺き土が残っていると差し込めないので、まずはコーキングや葺き土を撤去していきます。

葺き土や不要なコーキングを撤去したら、ガルバリウム鋼板の水切りを設置します。

一番手前にある桟瓦の下に、ガルバリウム鋼板の水切りを挟み、
上段の屋根から流れてきた雨水を、腰上げ部分へ侵入させずに下段の屋根に流れていくよう施工します。
また、横殴りの雨の日は直接腰上げ部分に雨水が侵入する可能性がありますが、
ガルバリウム鋼板の水切りがあることで雨水を弾くことができます。

ガルバリウム鋼板の水切りは何枚も繋げて施工しますので、どうしても継ぎ目ができてしまいます。

継ぎ目から雨水が侵入する可能性もありますので、ガルバリウム鋼板継ぎ目と、ビスの頭にコーキングを充填し防水しておきます。

しっかりと防水する事で、ガルバリウム鋼板の水切りを設置が完成です。

間違った施工のラバーロック工法を修理するには？

瓦内部に侵入した雨水や湿気を逃がしてあげるために、余分なコーキングを撤去します。
ラバーロック工法は基本、桟瓦の山になっている部分に充填します。
なので、谷になっている部分のコーキングを撤去しました。

谷部分のコーキングを撤去し、瓦内部に侵入した雨水や湿気を逃がして
雨漏りを予防することができます。

後日雨漏りしていないか確認していただき、雨漏りが止まっていれば工事が完了です。

≪紀の川市在住I様邸の現場ブログはこちらから≫
✱紀の川市で青海瓦の隙間から雨水が！桟瓦4隅にコーキング充填！？
✱紀の川市でガルバリウム鋼板の水切り設置し雨水の侵入を防ぎます

雨漏り修理はもちろん！築年数が経ち、そろそろメンテナンスを行った方がいいのかな？と思われる方は、街の屋根やさん和歌山店で無料点検をおこなってみませんか？

何か被害が起こる前に、修理やメンテナンスを行うことで修繕費用を押さえることができます。

なにかお住まいでお困りのことがあればいつでもご相談ください。

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