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和歌山市の軒天補修工事、プリント合板で補修しました

みなさまこんにちは！街の屋根やさん和歌山店です！
今回は「軒天補修工事」についてご紹介していきたいと思います。

軒天とは、建物を下から見上げた時に、外壁から外側に突き出している屋根部分の裏のことです。
「軒天補修工事」の様子をご紹介する前に軒天の役割について詳しくご紹介していきたいと思います。

≪軒天に関しての関連記事≫
★軒天の雨染みと剥がれは見逃し厳禁! 雨漏りや鳥獣被害に繋がります

軒天の役割についてご説明します

①屋根の内部を保護する
　屋根の内部は木材でできており、軒天が無く、
　屋根内部が丸見えだと、雨水や強風の影響で屋根内部が劣化し腐食する可能性があります。

②外壁や窓の劣化防止
　外壁や窓が受ける雨や風の影響を少しでも軽減させる役割があります。
　軒天が無いと、外壁や窓はすぐに汚れてしまい、劣化し雨漏りを引き起こすことがあります。

③延焼防止
　隣の家で火事が発生してしまうと、屋根裏まで一気に火が廻ってしまうことがあります。
　それを防ぐために、軒天は不燃材を使用し火事による被害拡大を防ぐ役割があります。

しかし軒天はあればあるほど良いわけではありません！
軒天がありすぎると、強風で屋根が飛ばされる場合もありますので気を付けましょう！

それでは和歌山市在住E様邸の軒天補修工事の様子をご紹介していきたいと思います★

和歌山市在住E様邸　軒天補修工事についてご紹介していきます

軒天補修工事を行うのに、一部足場を設置しました。
今回の軒天補修工事は2階の軒天で、高所の作業になりますので足場を設置しました。

足場は職人の安全を守るためにとても必要となりますが、作業を行うのに出来上がりをよくするためにも必要となります。

≪関連記事について≫
★一度の足場で二度おいしい屋根・外壁工事

和歌山市在住E様邸の軒天は、プリント合板で仕上げていました。
プリント合板とは木材など柄をプリントした紙を合板に張り付けた化粧合板の事を言います。

何年も紫外線や雨水を受けているので、E様邸の軒天の表面(プリント部分)がめくれていましたので、プリント合板のプリント部分を全て綺麗に剥がしました。

プリント合板のメリット・デメリットについて少しご紹介したいと思います。

メリット★デザインが豊富で安価
　カラフルな柄や木目調のものまで様々なデザインがあります。
　木目調のプリントでも、凸凹して手触りが本物の木に近づけたものもありますので、
　予算と照らし合わせて選ぶことが可能です。

★水回りや、汚れやすい場所にも使用できる
　本物の木だと、水に弱い特徴がありますが、プリント合板の場合防水性のある合板もあります。
　プリント合板の中には、油やペン等の汚れに強いものもありますので、掃除やメンテナンスがしやすいです。

デメリット★本物の木目に比べると安っぽく見える
　プリントした紙を貼るのでどうしても本物と比べると、素材感が落ちてしまいます。

★表面が剥がれやすい
　摩擦するところで長期間使用してると、表面のプリントが擦り切れて下地が見える場合があります。

続いてはプリント合板をどのように軒天へ張り付けていくのかをご説明したいと思います。

プリント合板の裏にボンドを付けていきます。
プリント合板の裏はプリントがされていませんので、写真のような木目になっています。

ボンドを付けたプリント合板を軒天に張り付けていきます。

ところで、軒天が劣化し腐食や破損してしまうとどうなるのか？
少しご説明したいと思います。

和歌山市在住E様邸のように軒天の表面が剥がれてくると、剥がれた部分から雨水が浸透し腐食してきます。
軒天が腐食すると、雨漏りの原因になるのはもちろんなのですが、
腐食し、軒天の一部に穴があいてしまった場合、鳥や小動物が侵入し住みついてしまうことがあります。

鳥や小動物のフンや死骸が蓄積すると衛生環境が悪くなり、健康被害が発生する場合があります。
なので、軒天の剥がれや穴を見つけたらなるべく早く修理しましょう！

軒天をボンドで張り付けた後は、フィニッシュネイラでフィニッシュネイルを打ち込んで固定していきます。

フィニッシュネイラとは、フィニッシュネイルを打ち込む工具のことで、フィニッシュネイルは仕上げ材等に用いる「仕上げ釘」のことです。
軒天など、そのままの状態で取り付けないといけない場合によく使用されます。
しかし、仕上げ釘と言っても釘ですので、近くでよく見ると釘頭は見えます。

フィニッシュネイルを打ち込んだ後は、木部同士の継ぎ目にシーリングを充填していきます。

継ぎ目にシーリングを充填せずにそのままにしてしまうと、隙間から雨水が浸透してしまい、軒天の劣化を早めてしまう場合もあります。
なので、劣化を少しでも遅れさせるために、継ぎ目にシーリングを充填させておきます。

シーリングについてはこちらをご覧ください。
➡屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法

軒天補修工事が完成しました！
プリント合板が劣化し剥がれていた軒天でしたが、
新しいプリント合板へ張替えて、綺麗な木目の軒天へと変身しました。
シーリングでしっかり防水も行っていますので、雨漏りの心配もなくなりますね！

ベランダ側の軒天補修は、梯子を使って補修しました。
同じ木目のプリント合板を使用し完成させました。

今回は軒天の修復工事についてご紹介しました。
みなさまのお住まいなどの軒天は剥がれてきたりしていませんか？
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